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✔ 「50,000mAh・激安」の広告に惹かれているが実際どうなのか知りたい
✔ 聞いたことのないメーカーの安全性・信頼性が不安
✔ 「50,000mAhで450g」は現実的か、裏取りしたい
✔ 代わりに買うべき“安心できるメーカー”を知りたい(Anker/UGREENなど)
✔ 容量(mAh)と重さの目安・飛行機持込(Wh)の基準もサクッと把握したい
✔ Amazonレビューの“サクラ”っぽさを見抜くコツを知りたい
✔ 公式サイト/Amazon公式ストアなし=情報が少なくサポート体制に不安
✔ 「50,000mAhで450g」は現行技術でほぼ不可能なスペック表示
✔ 口コミに不自然さ(画像付き高評価の過多など)=サクラの疑い
✔ 商標を多数展開し製品分散=問い合わせ・保証対応の質に懸念
✔ 安全性・保証・航空機持込(Wh基準)の観点でリスクが高い
✔ 代替はAnker/UGREENなど信頼ブランド一択(本記事の推奨リンク参照)
それはある日のこと。
父と久しぶりに出かけた時、父がふと「モバイルバッテリー買ったんだけど重たいんだよねぇ」と言いながら私に見せてきたのが、Muling Riverというメーカーのモバイルバッテリーです。
そう思ったのがきっかけで色々と調べてみました。
この記事を読んでいる方もモバイルバッテリーを探している中でこのような聞いたこともない謎メーカーを見つけることがあると思います。

そう思ったあなたの参考になれば幸いです。
目次
会社概要:Muling Riverってどこの国のメーカー?
まずは会社概要から
・所在 :中華人民共和国
・商標登録日:2021年6月
・商標 :Muling River
・権利者 :陳 振木
怪しい家電製品の十八番?とも言える中国のメーカーでした。
ちなみに調べてみると中国北東部に同様の河川があるようですがそちらとの関係性は不明。

とはいえ探してみてもこれ以上の情報がなかなか見つけられないので、次に私が怪しいメーカーを見極めるポイントを紹介します。
謎メーカーのチェックポイント
Amazonなどで謎メーカーを見つけて悩んだ時、以下のポイントをチェックすると、ハズレを引きにくいです。
①自社ホームページはある?
企業の信用性を確かめるうえで、ホームページの存在は大きいです。
インターネット全盛期の時代において、ホームページの良し悪しはブランドイメージに直結します。
怪しいメーカーは中国に限らず、製品を調べたくて検索をしても、情報がなくて所在が掴めないメーカーが多いです。

製品を調べたい時のレスポンスも早く、使いやすいホームページを作り込んでいるのは現代社会において必須と言えるでしょう。
②ない場合、Amazon公式ストアはある?
そんなときはAmazonに公式ストアがあるかを確認しましょう。
公式サイトと両方あるのが好ましいですが、Amazonの公式ストアも、特許庁に認められた商標権を持っている店舗(出品者)のみが作成可能なので、悪質な出品者、会社の場合は作成することが出来ません。
さらに販売元、発送元がともにAmazonであれば購入したのに発送されない、不良品を送ってこられても返品できないというトラブルを避けることが出来ます。
③市場規模は大きい?
その会社の資本金や、販売している製品の市場規模も判断材料の一つ。
資本金が多ければ、それ相応に大きな会社ということになるので、ある日急に倒産しました!というリスクはかなり少ないはずです。
とは言えスタートアップの企業はそのあたりのリスクがどうしてもつきものなので、ここについては正直きちんとしていたら良いよね、というレベルで見ておくのが良いでしょう。
④創業からある程度年数経ってる?
↑に当てはまらず、創業から3年経っていない企業については少し怪しんだほうがいいです。
何と言っても安い製品を作るだけ作って、いきなり倒産、もしくは音信不通になる「捨て駒企業」の可能性があるからです。

もちろんスタートアップ企業はそんなものだと言われてしまえばそれまでですが、購入する側としたら、購入した商品を販売している会社が消えたら困りますよね・・・・
なので、リスクを避けたい方は↑3つに当てはまらず、出来たばかりの企業の商品を購入することは避けたほうがいいでしょう。
結論:Muling Riverは怪しい?
結論は申し上げていますが私の中では「怪しいからおすすめできません」となります。
①公式サイト及びAmazon公式サイトがない。
このご時世に公式サイトを用意していないのはなかなかの怪しさです。

ただでさえ聞いたこともない会社なのに、ホームページがないとなると、万が一故障、それこそ発火してしまった際の保証などの連絡先がないということになります。
加えて商標登録をしているのにAmazonの公式ストアを作っていないということは返品、交換、または届かないといった際にも連絡が取れない可能性があるということです。
②口コミはそのまま鵜呑みにできない
Amazonの口コミではやけに高評価ですが、サクラチェッカーにかけてみるとやっぱりねという感じ。

特に画像付きレビューの数が多く、サクラチェッカーで解説されていますが、
殆どの方がレビューを書いたことはなく、何の報酬もないのにわざわざ画像を添付してまで高評価を書く人は1%未満です。
の通り、知名度に比べてどう見ても画像つきレビューが多い印象でした。
最終的な判断はお任せしますが、私としては一度立ち止まって考えたほうが良いと思っています。
③権利者商品展開しすぎ
権利者である「陳 振木」という方、特許情報から検索すると約40個の商標を保持しておりました。
別モバイルバッテリーである↓や
こんな感じの美容用品まで
様々な商品展開をしているので、中国にあるどこかの工場と提携しているのではと考えられます。
そして最後にトドメを差してくれたのが次の理由です。
重量と容量の整合性が合わない
モバイルバッテリーの重さと容量はトレードオフの関係にあります(2025年9月現在)
そして、軽量モデルという例外もあったりしますが、20000mAh容量のモバイルバッテリーのスタンダードモデルの重さはおおよそ450g~500gとされています。

そして肝心のMuling Riverの容量は倍以上の50,000mAhです。

引用:Amazon商品ページ
ちなみにChatGPT(5)に聞いて現代の技術で可能なのか?と聞いたところ、以下のように回答してくれました。
「50,000mAhで450g」は現行の一般的なエネルギー密度から現実的ではありません。同容量帯は約1kg前後が目安で、表記に無理がある可能性があります。
参考までに↓のAnkerのモバイルバッテリー(25,000mAh)で約600g、私が以前紹介したUGREENのモバイルバッテリー(20,000mAh)でも480gです。

私達顧客に対して虚偽の広告をしている時点で信用しないほうが良いと私は考えます。
モバイルバッテリーは何を買えば良い?代替品を紹介
と思ってしまったあなたに向けて、私がおすすめするモバイルバッテリーを紹介していきます。
まずは小型で持ち運びやすいモバイルバッテリーが欲しい方はAnkerかUGREENの5000mAhがおすすめ!


どちらが良いか悩んでいる方はカラーバリエーションや公式ホームページの見やすさ、持ち運びやすさ(若干Ankerの方が小さかったです)を重視するならAnker、価格のやすさ、スタンドがほしい、黒が好みという方はUGREENがおすすめです。
そして20,000mAhの大容量モバイルバッテリーがほしい方はUGREENのこちらがおすすめ。

大容量ながら価格も他製品に比べて安く、パソコンも充電しながら使用できるという素晴らしいモバイルバッテリーです。
私は持っていませんが10,000mAh(スマートフォン2回充電)で十分というのであればAnkerのこちらが安くてオススメです。
たしかに少し金額が張ってしまう場合もありますが、変にケチって↓のような発火事故を起こした当事者になってしまっては元も子もありません。
まとめ
以上がMuling Riverという会社の紹介と、モバイルバッテリーについて私の見解を述べていきました。
今回の結論として↓にまとめていきます。
✔ Muling Riverは中国のメーカーだが、公式サイトやAmazon公式ストアがなく信頼性に欠ける
✔ 口コミは高評価が多いが、サクラの可能性が高く信用しにくい
✔ 権利者が多数の商標を登録しており、製品展開が広すぎてサポート体制に不安
✔ 「50,000mAhで450g」という表記は現代技術的に不可能で、容量詐欺の可能性が大
✔ 安全性や保証面を考えると、購入はおすすめできない
✔ 代替品としてはAnkerやUGREENなど、信頼できるメーカーを選ぶのが安心
今の時代、多少の金額で安心出来る性能のモバイルバッテリーを購入できますので、↓の記事にあるモバイルバッテリーを購入したほうが長い目でみてお得になると私は考えています。
発火事故の当事者にならないためにも、この記事を参考していただけると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
私がおすすめする代替のモバイルバッテリーはコチラ↓からご覧ください!



(※全て飛行機への持ち込みも可能です!)
おまけ
色々と調べてあまりおすすめできないなと分かったので、父には私が使っていたUGREENの小型モバイルバッテリーを譲りました。
これで一安心?めでたしめでたし。
よくある質問(FAQ)
Q1. Muling Riverってどこの国のメーカー?安全なの?
A. 中国に商標登録があるメーカーですが、公式サイトやAmazon公式ストアが存在せず情報が少なく、信頼性に欠けます。口コミもサクラの可能性が高く、さらに「50,000mAhで450g」というスペックは現代技術的にほぼ不可能。安全性や保証の面からおすすめできません。
Q2. 50,000mAhで450gって本当にありえる?
A. 現行のリチウムイオン電池のエネルギー密度を考えるとほぼ不可能です。実際に同容量クラスは1kg以上が一般的で、容量詐称の可能性が高いと考えられます。
Q3. mAh表記のカラクリは?実際どれくらい使えるの?
A. 多くは3.6〜3.7Vセルで表記されます。出力は5Vになるため変換ロスが発生し、実際に使えるのは表記容量の60〜70%程度です。
Q4. モバイルバッテリーの重さの目安は?
A. おおよその目安は以下の通りです:
・5,000mAh:100〜170g
・10,000mAh:180〜260g
・20,000mAh:400〜600g
・50,000mAh:1.0〜1.3kg前後
Q5. PSEマークがあれば安全?
A. PSEは最低限の前提ですが、それだけでは品質全体を保証しません。製品やパッケージにPSE表示・事業者情報があるか、さらに公式サイトやサポート体制が整っているかも確認が必要です。
Q6. 飛行機に持ち込める?
A. 判断基準はWh(ワット時)。
例:20,000mAh ≒ 74Wh → 多くの航空会社で持込可。
50,000mAh ≒ 185Wh → 原則持込不可です。
Q7. 発火リスクを下げる使い方は?
A. 高温や車内放置を避け、充電中は可燃物の近くに置かない。長期保管は40〜60%充電で涼しい場所に。膨張や異常発熱があればすぐに使用中止してください。
Q8. レビューは信用していい?
A. 高評価の画像レビューが多すぎる場合はサクラの可能性大。不自然な短文や発売直後にレビュー急増などは要注意です。必ず複数の情報源で確認しましょう。
Q9. どの容量を選べばいい?
A. ざっくりの目安は以下です:
・5,000mAh:スマホ1回分
・10,000mAh:スマホ2回分
・20,000mAh:スマホ3〜4回+タブレット
・50,000mAh:1kg超で重すぎ+飛行機持込不可のため非推奨
Q10. ノートPC用に選ぶときのポイントは?
A. 必要なW数(例:45〜100W以上)に対応するPD出力、PPS対応の有無、同時出力時の配分、残量表示機能をチェックしましょう。
Q11. 買い替えの目安は?
A. 新品比で容量が70〜80%に落ちた、膨張や発熱などの異常が見られたら買い替え時です。
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