Amazonでパソコンやモニターを探しているとふと出てくるのがASUS(エイスース)というブランド。

と思われても仕方ありません。
色々と調べてみると「買ってはいけない」だったり「危険」だったり「評判 悪い」など色々書かれており不安になってしまう方もいらっしゃると思います。
そこで今回はそんなASUSについて会社概要と主力製品について解説していきます。
本日の目次はこちら(クリックorタップでジャンプ)
目次
会社概要:ASUS(エイスース)ってどこの国のメーカー?
会社概要紹介
まずは会社概要の紹介から
・会社名: ASUSTeK Computer Inc.(エイスーステック・コンピュータ・インク)
・設立 :1989年
・本拠地:台湾・台北市
・ブランド :ASUS(一般向け)、ROG(ゲーミング向け)、TUF Gaming(耐久性重視のゲーミング製品)
・主要製品:ノートパソコン、デスクトップPC、ゲーミング製品、マザーボード、グラフィックカード、スマートフォン(Zenfoneシリーズ)、ネットワーク機器(ルーター、Wi-Fiデバイスなど)
・従業員数:17,000人
・売上:547,314百万台湾ドル(2兆7,365億円 1台湾ドル=5円計算
・日本法人:ASUS JAPAN株式会社
・住所 :東京都千代田区
・設立 :2008年
・代表者 :アルヴィン・チェン
ASUSは1989年に台湾で設立されたメーカーで、昨今台頭してきた深センの新興メーカーと一線を画す老舗企業です。
アジアのテクノロジー都市といえば中国の深センが有名ですが、同じくらい台湾の台北市も世界有数のテクノロジー都市として知られております。

今回紹介するASUSを始め、AcerやMSIといった有名PCメーカーが拠点を構えているほか、コンピューターサプライヤーや半導体産業が多く進出し、技術開発とイノベーションが活発に行われており、今注目が集まっています。
ASUSの読み方は?
結論、ASUSと書いてエイスースと読みます。

当初は名前の由来の通り、アスースという名称で、他にも様々な名称で呼ばれておりましたが2012年に公式より「エイスース」で統一すると発表がありました。
参考元はこちら→ASUS ブランドネームの由来
ASUS製品はどこの国で作られているの?
ASUSの本社は台湾にあり、製品もそこで作られていると思いきや実は違います。
ASUSは「ファブレス生産モデル」を採用しており、自社で工場や製造設備を持ちません。

ファブレスとは、自社工場を持たずに信頼できるパートナー企業に製造を委託し、自分たちは規格や設計に集中する仕組みのことです。
最新技術や世界基準の部品を柔軟に取り入れられるうえ、固定費を抑えられるので、高品質とコストパフォーマンスを両立できるのです。
ASUSの主力商品
マザーボード
ASUSの商品で特に有名なのがパソコンのマザーボードです。

もともとパソコンのマザーボードの生産から設立されたメーカーなだけあってその品質は折り紙付き。
パソコンのマザーボードといえば真っ先にASUSと言われるほどです。
パソコン
マザーボード製造の他、現在ではパソコンも販売しています。
その強みが何と言っても優れたコストパフォーマンスと品質です!
近年ではゲーミングPCの分野でも存在感を発揮しており、
価格と性能のバランスが良さからe-Sports向けのハイエンドPCでもASUSのシェアは拡大しています。
スマートフォン
その他にもASUSのスマートフォンである「Zenfone」シリーズも高性能でコストパフォーマンスに優れており、一時期はHuaweiとともに日本国内のSIMフリースマホ市場の約7割を占めていたこともありました。
興味のある方はぜひ↓
ASUS商品耐久性は?
ASUS製品は耐久性も高いです。
それを表すエピソードをいくつか紹介していきます。
600日間の宇宙飛行で不具合ゼロ
1997年に発売された「P6300」が宇宙ステーションの活動用PCに採用されたことが挙げられます。

宇宙ステーションの環境は過酷で多くのノートパソコンが故障する中、唯一P6300だけは故障せず、約600日間の任務を果たしました!
2022年にはP6300の25周年を記念して「ASUS Zenbook 14X OLED Space Edition UX5401ZAS」が発売されています。
技術黎明期であった1997年に宇宙ステーションで使用されたのはASUSの耐久性を示す大きなポイントと言えます。
世界初のエベレスト登頂
地球で一番高い場所であるエベレスト。

その中でも過酷な5,000m地点にあるベースキャンプで起動できたのはASUSのみでした。
そして過酷な環境でも起動してくれたASUSに敬意を評しそのまま山頂へ携行したことでエベレストを世界で初めて登頂したPCメーカーとなりました!
南極最高峰 -73℃の極寒体験
著名な登山家である王石さんの一行は、零下73度、標高約5000mの南極大陸最高峰ビンソン・マシフを目指して、2003年12月16日に敢行しました。

その際携行したのがASUSのノートパソコン、S2000Nです。
-73℃という過酷な環境でも故障することなく正常に起動し、南極大陸の冒険をサポートしてくれたことを王石さんは感謝しました。
当時からASUSの技術は信頼されていたということですね!
引用:Marks in History ASUSノートパソコン
買ってはいけないって本当?
とはいえ買っていはいけないという検索サジェストが出てくるのは気になるもの。

いくつか紹介していきます。
一部モデルの性能が低い
低価格モデルによく見られるのが、処理速度が遅い、もしくは期待外れのパフォーマンスということです。

これについてはいくらコストパフォーマンスが高いとは限界があるのでは?というのが私の結論です。
ASUSが販売している価格の幅が大きいので、あなたが購入しようとしている価格を照らし合わせて見ることが重要と言えます。
英語キーボードの使いづらさ
ASUSのノートパソコンは一部で英語キーボードが採用されており、それに気付かず購入して使いづらいという方が見受けられます。

これについては購入前にきちんと調べることが重要になりますので、購入前にきちんと把握を!
まぁ英語配列(US配列)の方がスタイリッシュでかっこいいという方もいたりするので慣れるというのも手ではありますが・・・
耐久性の不安
一部のレビューではASUS製品の耐久性に否定的な意見があります。
まじでASUSの開発者はカカクコムのROGphoneとZenfoneのレビュー見ろ‼
壊れやすい(いつも通り)、wifiが異常に切れる+通話できないレベルの通話品質(8系)、電源ボタン異常に壊れる6、スピーカーしょぼくなった上にパンチホール、遅いワイヤレス充電要らないからバッテリー増やして…#ASUS
— ASUS推しの一般人 (@middledevicecte) February 10, 2025
これは初期不良や品質の不安定さが含まれていることもあって不満の声が上がっています。
先程も申し上げたようにASUSは安い商品も出しているので、その当たりから不評が出くると考えられます。
対策は?
安いモデルだけでなくミドルモデルやハイエンドモデルを購入しても初期不良の可能性は一定あります。
安いモデルは買わない
過激かもしれませんが、セールを除いて安いモデルは手を出さないに越したことはありません。
さんざん申し上げている通り、どのメーカーを選んでも安いモデルというのは処理速度が遅い、動作が重たいのは致し方ありません。
現在ではミドル価格のモデルでも事務仕事をするくらいであれば十分に使用できますので、ぜひご検討を!
公式ストアから購入する
とはいえ一定の初期不良のリスクはあります。
ASUSのPCは正規品の場合、1年の製品保証があります。
この期間であれば無償修理を行ってくれます。

引用:ASUS 安心保証
プラン別にサポートを選ぶことが出来るので安心ですね!
もちろんサポートは日本語対応していますので安心してご利用できます。
これらの保証を受けられるようにするためにも、ASUSの公式ページかAmazonなどの公式ストアからの購入をおすすめします!
SNSの声拾ってみた!
良い口コミ
Asusの32インチ 6Kディスプレイ手に入れた。タイル型ウインドウとの相性が特に良いです。これならデュアルディスプレイは不要かも。#omarchy pic.twitter.com/RyNUEqOkwU
— Agata (@agata) October 1, 2025
ASUSのH370-A、室温40℃環境でもずっと無停止で安定して稼働してくれてて良い。
マザボ買うならASUSだね。 pic.twitter.com/D0nQnYmpsN
— S🐦 (@s_torian_) August 24, 2025
このPC、CPUがAMD Ryzen AI 9 HX 370とやや遅め低発熱なのにメモリが64GB、グラフィックもRTX5070、モニタも色調整済みペン対応タッチパネルで、とてもクリエイター仕様なんですよね。良い。RT ProArt P16 (H7606)|4K OLED搭載|クリエイター向け高性能ノートパソコン|ASUS https://t.co/T7kP050gbt
— 手塚一佳 DFA/博士(芸術) MENSAN (@tezukakaz) August 18, 2025
悪い口コミ
もうzenfone買わない。8,10,11と買ってきて文鎮化して修理や新しい機種買ってるんだけど。
zenfone11の見積もりは11万だと。一年の保証期間過ぎた瞬間壊れてこれって絶対に壊れるプログラム組んでるやろ。@ASUSJapan#ASUS #zenfone— だにえる (@nqKfH2yvMpUCsR9) August 6, 2025
俺本当にAsusとの相性悪いみたい。
Z97 ROG Heroの時もそうなんだけど、DRAM LEDちょくちょく付いてメモリー入れ替えてあれこれしてもダメでbiosも初期化してもダメで……1-2日格闘したら突然Postするようになるし。あすろっくに変えてから何も不具合が起きないから本当に有難い。 pic.twitter.com/7uRRkg6TRu
— 舵さん🇯🇵⇔🇺🇸 (@themk4dude) October 9, 2024
ゲーマーの方からの人気が高かったという印象です。
否定的な意見も↑であげたことが多いほか、2020年以前の製品についての口コミ、イメージが多かった印象です。
↓2021年辺りに購入したVivo Book。

15.6インチでRYZEN7なのに8万円台で購入しました。
当時はまだUSB PDに対応していなかったりともうちょっとな部分もありましたが十分使い倒せました。
まとめ:ASUSってどんな会社?買って大丈夫?
以上がASUSがどんな会社か、どこの国のメーカーなのかと、商品について紹介してきました!
今回の記事をまとめていきます。
まずはASUSという会社について!
✔ 1989年に台湾で設立された老舗PCメーカー
✔ 本社は台北、売上規模は2兆円超えの世界的企業
✔ ブランドはASUS(一般向け)、ROG・TUF(ゲーミング向け)
✔ ファブレス生産で設計に集中し、高品質&高コスパを実現
続いてASUSの製品について
✔ マザーボード分野で世界シェアNo.1、安定性と性能に定評あり
✔ ゲーミングPCは国内シェアNo.1、世界でもトップクラス
✔ Zenfoneシリーズはコスパの良さでSIMフリースマホ市場を牽引
✔ 宇宙飛行やエベレスト登頂でも使用された耐久性の実績あり
ASUS製品がおすすめなのはこんな方!
✔ コスパの良いPCやモニターを探している方
✔ ゲーミングPCやe-Sports向けの高性能モデルを検討している方
✔ マザーボードやPCパーツにこだわりたい自作ユーザー
✔ 長年の実績とブランド力で安心して選びたい方
逆におすすめしない方は↓となります。
✘ とにかく安いノートPCを探している方(性能不足の可能性あり)
✘ 英語配列キーボードが苦手な方(日本語配列か要確認)
✘ 初期不良リスクに過敏で、保証対応すら不安な方
✘ 長期保証が必須で、サポート面を最重視する方
あなたのパソコン、マザーボード、スマートフォン選びの参考となれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
よくある質問
ASUSはどこの国の会社ですか?
ASUSは1989年に台湾・台北市で設立された老舗メーカーです。
現在は世界中で展開しており、日本法人も東京に拠点があります。
ASUSは怪しい?安全性は大丈夫?
「怪しい」という声は一部ありますが、ASUSは世界的に信頼されている大手PCメーカーです。
マザーボード分野では世界シェアNo.1を誇り、品質や耐久性も高く評価されています。
ASUSは「買ってはいけない」と言われるのはなぜ?
検索候補に出るのは、安価モデルの性能不足や初期不良に関するレビューが多いためです。
ただしミドル~ハイエンド製品では評価が高く、安心して利用できます。
ASUS製品はどこで作られているの?
ASUSは「ファブレス生産モデル」を採用し、自社工場を持たず信頼できるパートナー企業で製造しています。
最新技術を柔軟に取り入れ、高品質かつコストパフォーマンスを実現しています。
ASUSのノートパソコンは耐久性がありますか?
過酷な宇宙環境やエベレスト登頂、南極探検で使用された実績もあり、耐久性は高いと評価されています。
ただし廉価モデルでは個体差もあるため、レビューや保証内容を確認するのがおすすめです。
ASUSのPCは英語配列キーボードが多い?
一部モデルは英語配列(US配列)ですが、日本語配列(JIS配列)のモデルもあります。
購入時に「JISキーボード」と明記されているかを必ず確認しましょう。
ASUSの保証やサポートはどうなっていますか?
ASUS製品には通常1年間の製品保証があります。
さらに有料の「ASUS安心保証」を利用すれば、落下や水没などのトラブルにも対応可能です。
ASUSのスマホ(Zenfone)はどうですか?
Zenfoneシリーズは高性能かつコスパに優れ、日本のSIMフリースマホ市場でも人気でした。
現在はラインナップが絞られていますが、根強いファンが多いシリーズです。
ASUSのゲーミングPCのシェアは?
ASUSはゲーミングブランド「ROG」を展開し、国内シェアNo.1、世界でもトップクラスの人気を誇ります。
価格と性能のバランスが良く、e-Sports向けにも広く採用されています。
ASUSのPCは結局おすすめ?
総合的に見ると、ASUSは世界シェアも大きく、実績や耐久性にも信頼がおけるメーカーです。
ただし「安すぎるモデル」は性能に不満が出やすいので、購入するならミドル~ハイエンド製品や公式保証付きモデルがおすすめです。