Anker(アンカー)の充電器はどうなんだろう?

技術の進歩によって、スマートフォンだけではなく、パソコンまで同じ充電器、同じケーブルで充電できるようになりました
(ただし、ハイエンド機種でより大きな消費電力が必要な場合には注意が必要です)

特に、コワーキングやリモートワークなどが普及して、パソコンを外に持ち歩く方にとって、外でも充電をしたいと思ったとき、以前であればパソコンに付属しているどでかいバッテリーを持ち運ぶ必要がありましたが、

技術の発展により、以前紹介したユーグリーンのようなパワーデリバリー対応の充電器で充電できるようになりました。
で、あればスマートフォンもパソコンもまとめて一つの充電器でまとめたいですよね。
そう思って、アマゾンなど色々なサイトで「高速・高出力充電器」を探していると、やたら目にするのがAnker(アンカー)というメーカーです。
- ちゃんと充電できるの?
- 本当にパソコンも充電できるの?
- 壊れたり発火したりしない?
- プライバシーが心配・・・
そんな思いが出てくるのも当然です。
今回はそんなあなたへ向けて、Ankerという会社の紹介と、実際に半年以上使っているNano IIの使い心地についてレビューしていきます!
この充電器があれば、スマートフォンもパソコンもこれ一台で充電できちゃいます!
(※機種によっては65Wでは足りないこともありますのでご注意を)
目次
Anker(アンカー)って どんな会社?どこの国のメーカーなの?
Ankerと聞いて思い浮かぶのはモバイルバッテリーではないでしょうか?
以前私も紹介しましたが、

とは言え、周りの人がいいと言っても、使ったことがなければなかなか手が出ませんよね。
と、言うわけでまずはAnkerという会社についてご説明してまいります!
結論として、商品のコストパフォーマンスは高いですし、会社としても信用がおけると考えています!
なぜそう思ったのか、見ていきましょう。
まずは会社概要
設立 :2011年 中国 深セン
創業者 :スティーブン・ヤン(元グーグルのエンジニア)
主要製品:モバイルバッテリー、ワイヤレスイヤホン、ロボット掃除機他
日本法人 :アンカー・ジャパン株式会社
代表取締役 :猿渡 歩
住所 :東京都千代田区神田淡路町2-101
主要製品 :同上
売上 :494億円(2023年12月まで)
設立 :2013年1月
Ankerは中国の深セン市で創業された電子メーカーで、創業者はまさかのグーグルのエンジニアというのだから驚きです。

Ankerのメイン商品はなんといってもモバイルバッテリーで、その売上は日本のみならず、世界中に広まり、2022年にはEuromonitor Internationalが実施した調査結果において世界ナンバー1のモバイル充電ブランドに認定されました!
Anker が「世界No.1モバイル充電ブランド」に正式認定!
今回紹介するモバイルバッテリーの他にも、「Soundcore(ワイヤレスイヤホンやスピーカー) 」、「Eufy(ロボット掃除機)」、「Nebula(ネビュラ)」など姉妹ブランドを数多く展開し、大方の家電を網羅しています。
私もAnker製品を愛用しており、まだまだAnkerが有名になる前の2012年にモバイルバッテリーを購入してから、5年間愛用したり(非推奨ですが・・・笑)
ワイヤレスイヤホンやロボット掃除機など、数多くのAnker製品を長年使用してきました。
中国のメーカーと聞くと、購入したのに動かない、すぐ壊れる!という意見があると思います。

しかし、私の使ってきた商品は、私がうっかり壊してしまった(イヤホンをポケットに入れたまま洗濯に回してしまいました・・・)以外では寿命まで使い切ることができました!
万が一通常使用で動作不良があっても、購入から18ヶ月(Anker Japan公式オンラインストアに登録すれば24ヶ月)の長期保証があるので、せっかく買ったのに壊れて使えない!という自体は極めて稀なケースと言えるでしょう!
中国の家電メーカーというだけで今まで敬遠してきた方は非常にもったいないので、この機会にぜひAnker製品をお試しください!
でも発火報告あったよ
私もこれを見たときに驚きました。
弊社モバイルバッテリーの2製品につきまして、海外で発火等の事象が発生していることが判明いたしました。日本国内では現時点で発生しておりませんが、今後の被害拡大防止を第一に考え、製品の回収ならびに交換を実施いたします。…
— Anker Japan (@Anker_JP) September 17, 2024
リチウムイオン電池は使用状況によって発火するリスクが有り、リチウムイオン電池から発火して大火事になったという報告が数多くあります。

結論を言えば、Ankerに限らず、リチウムイオン電池は経年劣化をするものなので、2年、遅くても3~4年を目処にモバイルバッテリーは買い替えることでしか対策が仕様ありません。
私のように5年以上使えた例もありますが、あまり推奨されることではないですし、交換直前に至っては満タンに充電してもすぐに半分以下に減ってしまう有り様でした。

逆に言えばAnkerが世界で流通して、これだけ広まっているのに現状目立った発火報告がこの2件だけというのがAnker製品の品質の高さを物語っているのではないでしょうか?
何を基準に購入するかはあなた次第ですが、私は落としたり、高音になる場所(車とか)に放置すると言った使い方を長期間しなければ、そこまで問題ないと考えています。

でも、プライバシーは大丈夫?
その気持は非常にわかります。私もそうでした。
これについては、Ankerと検索すると
- Anker 個人情報 危険
- Anker 中国
- Anker 大丈夫?
といった検索ワードが出てきます。
これについて、Ankerのホームページに記載されている個人情報保護方針を記載していきますので、ご確認ください。
Ankerは情報を共有している
公式ホームページを確認すると
アンカー・ジャパン株式会社(以下、当社という)は、当社が取り扱う全ての個人情報の保護について、社会的使命を十分に認識し、本人の権利の保護、個人情報に関する法規制等を遵守します。 (中略)
と記載があります。
このあたりは大企業にあるような個人情報保護について明記していると言っていいでしょう。
ではなぜ中国に情報が渡ってしまうと言われているのか、その要因を見ていきます。
個人情報の取扱いについて(個人情報に関する公表文)という項目について下記のように記載されています。
(1)ご本人から直接書面によって取得する個人情報(中略)の利用目的を、取得に先立ち、ご本人に対し書面により明示します。
(2)前項以外の方法によって取得する個人情報の利用目的
分類 利用目的
個人のお客様情報 ・ご注文履歴管理のため
・お問合せ対応のため
・商取引の処理のため
・メールマガジンの送信のため
・ 広告・マーケティングのため
(以下略)
確かに、これだけ見れば、Anker側にとっても顧客管理という意味では必要であると考えられますね。
しかし、さらに読み進めていくと気になる部分があります。
当社による外国にある第三者に対する個人情報提供先に関する情報は、次のとおりです。
(1) 提供先の外国の名称
中華人民共和国
(以下略)
ここにバッチリと中国に名前が記載されています。
これが、Ankerを購入すると、個人情報が中国へ流出してしまうと考えられている要因でしょう。
そう考える方がいらっしゃると思います。
これについて、私なりの見解を述べていきます。
その前に中略した部分を確認したい方は、以下をご参照ください。
アンカー・ジャパン株式会社(以下、当社という)は、当社が取り扱う全ての個人情報の保護について、社会的使命を十分に認識し、本人の権利の保護、個人情報に関する法規制等を遵守します。 また、以下に示す方針を具現化するための個人情報保護マネジメントシステムを構築し、最新のIT技術の動向、社会的要請の変化、経営環境の変動等を常に認識しながら、その継続的改善に、全社を挙げて取り組むことをここに宣言します。a)個人情報は、小売、卸売業務における当社の正当な事業遂行上並びに従業員の雇用、人事管理上必要な範囲に限定して、取得・利用及び提供をし、特定された利用目的の達成に必要な範囲を超えた個人情報の取扱い(目的外利用)を行いません。 また、目的外利用を行わないための措置を講じます。
b)個人情報保護に関する法令、国が定める指針及びその他の規範を遵守致します。
c)個人情報の漏えい、滅失、き損などのリスクに対しては、合理的な安全対策を講じて防止すべく事業の実情に合致した経営資源を注入し個人情報セキュリティ体制を継続的に向上させます。また、個人情報保護上、問題があると判断された場合には速やかに是正措置を講じます。
d)個人情報取扱いに関する苦情及び相談に対しては、迅速かつ誠実に、適切な対応をさせていただきます。
e)個人情報保護マネジメントシステムは、当社を取り巻く環境の変化を踏まえ、適時・適切に見直してその改善を継続的に推進します。
(1)ご本人から直接書面によって取得する個人情報(ホームページや電子メール等によるものを含む)の利用目的を、取得に先立ち、ご本人に対し書面により明示します。
(2)前項以外の方法によって取得する個人情報の利用目的
分類 利用目的
個人のお客様情報
ご注文履歴管理のため
お問合せ対応のため
商取引の処理のため
メールマガジンの送信のため
広告・マーケティングのため
お取引先担当者様情報 発注内容確認のため(通信記録等)
業務の受託に伴い、お客様からお預かりする個人情報 委託された当該業務を適切に遂行するため。
当社は、個人のお客様情報に関して、上記の目的に限定して外国にある第三者に提供することがあります。この場合の提供先は外国にある業務委託先に限ります。
また、当社は、日本国内の提携事業者(保険会社・会員制サービス提供会社等)に対して、当社サービスに付帯する保険契約や会員サービスの登録手続等を円滑に進めるために必要な範囲で、個人情報を提供することがあります。これらの事業者への個人情報の提供は、当該サービスの利用申込みやご契約などの手続に必要な場合に限ります。具体的な提供先および提供する情報の項目等につきましては、各サービスの利用規約または申込み時に明示いたします。
当社による外国にある第三者に対する個人情報提供先に関する情報は、次のとおりです。
(1) 提供先の外国の名称
- 中華人民共和国
- アメリカ合衆国
- シンガポール共和国
- インド共和国
結局Ankerは安全なの?
上記を踏まえて、私なりの見解を述べていきます。
私の結論としては、「確かに怪しい部分もあるけど、他の中国のメーカーに比べたら安全」です。
確かに中国のメーカーと聞くだけで、毛嫌い、疑いの目を持ってしまうのは仕方ないことだと思います。
結局中国の大手メーカーは多かれ少なかれ疑われるのは避けられないでしょう。
私自身、100%信用しているわけではありませんが、Ankerに限らず中国の大手メーカーの製品を使用しています。
- 超大手である
- 個人情報の保護について明記している
- 情報を共有することも明記している
これらのことをきちんと明記している時点でその他の中国メーカーよりは信用できるでしょう。
中国がどうしても嫌い、信用ならない、個人情報を絶対に漏らせない職業や立場にいる方以外であれば、一度は使ってみることをおすすめします。
Anker Nano II 65Wの紹介
お待ちかねの商品紹介に移ります。
まずは商品がこちら

めちゃくちゃ小さくてコンパクトです。
何度も紹介しているようにポートは65Wの1ポートとなります。
横

裏面

コンセントの差込口は収納ができるので、バッグの中で折れる心配もありません。

大きさもコンセントを出した状態で6cmとなのでじゃまになりませんね。

先日紹介したUGREENの3ポート充電器と比べると違いは一目瞭然。

サイズが小さいので、仮にスペースがない場所でも余裕で使えてしまいます。

UGREENの充電器

念の為記載しますが、ケーブルも高出力対応のケーブルを選ばないと効果を発揮しないのでご注意を!
使ってみたメリット
実際に使ってみて良かったことは何と言っても充電器が小さくなり、荷物がコンパクトになったことです。
私の使っているパソコンはUSB PDに対応しているとは言え、充電器自体は↓のように大きいです。

バッグにいれると結構かさばります。

それがNANO IIに買えた途端下のようになります。

これでいて、最大出力だけ見たらNANO IIのほうが高いというのですから、技術の進歩というのは驚きです。
もちろん1ポートしか無いので、パソコンを使用しながらスマートフォンや他の電化製品を充電することは出来ません。
しかし、外に出てパソコン使いながらスマートフォンを同時に充電したいという場面は年間で数回程度でした。

最悪、パソコンを充電しながらUSBポートでスマートフォンを充電すればいいと思います。
荷物を減らしたい私にとっては大満足の商品です!
現状半年使っていますが、壊れる気配もなく元気に充電をしてくれます。
注意点とデメリット
もちろんですが、最大出力が65Wなので、消費出力が66W以上のパソコンを使っていたらどんどん電池が減っていくことになります。
なので、ご自身のパソコンの消費電力と見比べて対応した充電器を選んでください!
また、消費電力以上の電力を供給できなければ電池は増えも減りもしません。

ということはパソコン以外の機器を充電、駆動させることも出来ないので、おすすめなのは自分のパソコンの消費電力よりも1ランク上の出力が出せるものを選ぶのがおすすめです。
あとはパソコンなどを持っておらず、スマートフォンを充電したいと考えている方であれば、今回紹介した65W対応の充電器は宝の持ち腐れなので、20W,30Wの充電器を選んでもらえれば必要十分です!
まとめ
以上がAnkerという会社の紹介と、私が使っている充電器、Anker Nano II 65Wの紹介でした!
技術の進歩のお陰で、私達はパソコンとスマートフォンを同じ充電器、同じケーブルで充電することができるようになりました。
とは言え一口に充電器と言っても、メーカーに寄ってその品質はピンキリで、どれを選んでいいか悩んでしまうかもしれません。
そんなときは業界最大手のAnkerを選んでみてはいかがでしょうか?
まずはAnkerという会社のまとめです↓
・Ankerは中国深セン市で創業した企業で、創業者は元グーグルのエンジニア
・モバイルバッテリーの品質は世界一と認定される
・日本だけでも年間494億円を売り上げている業界トップランナー
・個人情報を中国などに渡してはいるが、個人情報保護を明記している。
・上記を明記している超大手メーカーの時点である程度の信用はある
続いて今回私が新しく購入した商品について
・小さくてコンパクト、荷物を減らせる!
・最大出力が65Wもあるので一般的なPC+スマートフォンを充電できる!
上記を踏まえて、Nano IIがおすすめなかたは
・パソコンとスマートフォンの充電器を探している方。
・小さくてコンパクトな充電器を探している方
・とにかくコスパよく充電器を購入したい方
・旅行や出張で持って行く荷物を減らしたい方
反対におすすめではない人は
・MacBook proなどハイエンド機種を使われている方
・仕事などで多くの端末を同時充電する必要がある方
総じて、特別な仕事やクリエイター活動をしているわけでもなく、日常生活で使用する分には、必要十分な商品です!
あなたの充電器選びの一つの参考となれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
私が購入した充電器は↓です。
また、高速充電対応のケーブルも別途必要です。何を選んでいいかわからない方は私と同じ↓がおすすめです。