・SNSで流れてきた「mocha展」が気になるけど、検索候補の「怪しい」「しつこい」にビビっている
・アールビバンという会社の評判や実態が知りたい
・展示会で高額な絵をゴリゴリ営業されないか不安
・興味はあるけど、押しに弱くてその場の雰囲気で買わされないか心配
・営業を受けたときに使える「うまい断り方」「逃げ文句」を知っておきたい
そんな方に向けて、実際にmocha展に足を運んで
「展示内容」「会社としての印象」「営業のかけられ方」「具体的な対策」を、私が実際に来場した際の経験をもとに正直にまとめた記事です。
先に結論からお伝えすると──
- mocha展の作品そのものは本当に素晴らしい(特に「四季並べ −夜光−」はガチで刺さる)
- 運営会社のアールビバンは、怪しい会社というより「営業がかなり強めな上場企業」という印象
- 展示会の性質上、営業されるのは前提で来場したほうがメンタルが楽
- 押しに弱い人・一人で行く人・お金を持っていそうな層は、ほぼ確実にターゲットになる
- ただし、いくつかの簡単な対策と断り方を知っておけば、無理に買わされるリスクはかなり減らせる
今回は「怪しいけど気になる」「行ってみたいけどちょっと怖い」という方の不安を少しでも減らせるように、
・アールビバンってどんな会社なのか
・mocha展がどんな雰囲気の展示会なのか
・実際にどんな営業トークを受けたのか(金額も含めて)
・「いらないけど断れない」ときに使える現実的な逃げ方
を、いいところも、モヤッとしたところも含めてそのままお伝えしていきます。
「行って良かった」と思える人が少しでも増えるように、そして「後悔する高額な衝動買い」を減らすための参考になれば幸いです。
X(旧Twitter)やインスタグラムを見ているとふと流れてくるこういった広告。
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そう思ってちょっと足を運んでみようと思った方、いらっしゃると思います。
しかしちょっと調べてみるとこんな検索ワードが
そして運営会社であるアールビバンについてもこんな検索ワードが
そう思ってしまったあなたに向けて今回私が実際にmocha展に足を運び、そこで受けた営業についてと、そんな営業を受け付けない対策、断りきった逃げ文句をお話していきたいと思います。
というわけで今回は少し番外編「怪しいけど行ってみた」というコンセプトでお話していきます。
▶ 会社概要:mocha展の運営会社(アールビバン)ってどんな会社?
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目次
会社概要:mocha展の運営会社(アールビバン)ってどんな会社?
・設立 :1984年11月24日
・本社 :東京都品川区東品川4-13-14 グラスキューブ品川13階
・代表者 :代表取締役 会長兼社長 野澤 克巳
・資本金 :約18億6,300万円
・上場市場:東京証券取引所 スタンダード市場
・従業員数:433名(連結)
・主要事業
・アート事業(版画・原画の販売、アーティストの発掘・プロデュース、全国での展示会開催)
・ヨガ事業(ヨガ教室の運営・インストラクター育成)
・ファイナンス事業(割賦販売あっせん、信販業務など)
アールビバンは「心の豊かさが、人生を豊かにする」を理念に掲げ、アートをより身近な存在として広めることを目指す企業です。
アーティストの発掘から作品の制作・販売・額装・アフターサービスまでを自社で一貫して行う独自のシステムを構築しており、「日常に夢と感動を届ける」総合アートカンパニーとして知られています。
特に最近は展示会を積極的に開催しており、今回紹介するmocha展の他、ファイナルファンタジーシリーズの作画を務めた天野喜孝さんのファンタジーアート展だったり、
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ラッセン展など
╭━━━━━━━━━━━━━╮
🌟今週末のイベント情報🌟
╰━━━━━━v━━━━━━╯📍栃木県・佐賀県にて展示販売会開催
事前来場予約で素敵な特典のプレゼントも🎁
▽詳しくはHPをチェック🫧https://t.co/ITiFdaoloc pic.twitter.com/PKqJkaZq2V— 【公式】|クリスチャン・リース・ラッセン作品| 特別展 極 (@lassenartvivant) September 16, 2025
様々な展示会を行っている他、アーティストの発掘、育成などを行っています。
しかし、さきほど申し上げた通り、アールビバンについてちょっと調べるとネガティブな意見もちらほら。
詐欺、しつこい、ぼったくりなどあること無いことを書かれています。
しかし株式上場をしている大手企業で、かつ全国様々な場所で展示会を行えるような企業がそこまで怪しいはずは無い。
そう考え、ちょうど近くで開催予定だったmocha展に足を運んでみることにしました。
mocha展について
mochaについて
まずはmocha(以下、敬称略)というアーティストについて
<活動名 :mocha(モカ)
国籍 :日本
出身 :非公表(国内を拠点に活動)
職業 :イラストレーター・背景アーティスト
所属/協力 :アールビバン株式会社(版画化・展示販売を担当)
活動開始 :2010年代〜(アニメ背景制作会社での経験を経て独立)
代表作
・『錆喰いビスコ』(電撃文庫)世界観イラスト
・『背景作画 ゼロから学ぶプロの技』(KADOKAWA)
・『コニカミノルタ プラネタリアTOKYO』ポスターイラスト ほか
mochaは懐かしさと幻想が溶け合う風景画を中心に作成しているアーティストです。
アニメ背景作成の経験を活かし光と影、空気感の描写に定評があります。
特に現実にありそうで、少しだけ違う世界という構図設計が特徴です。
代表的なテーマとして
-
星空や夜明け、海辺、街灯など「光を感じる風景」
-
廃墟・無人駅・古い建物など「時間の経過を感じる空間」
-
観る者の記憶を刺激する“ノスタルジックな色彩”
があります。
その吸い込まれるような絵は知る人ぞ知る人気で、現在では全国巡回展である「mocha展 ―星しるべ―」の述べ入場者は5万人を超えるほどの規模となっています。
コミセンでやってたmocha展に行ってきた
人多すぎで入場制限で待たされ最初にアンケートに答えるとメッセージ入り来場特典アートカードと謎の札を渡されるのでそれを首からかけて入場
メッセージ入りとあったので手書きかと思ったけど普通に印刷だった
まあ仕方ないか
札は予約ありと無しで色が違う? pic.twitter.com/oLNgHGKpXR— みずみず (@mizugiwa3) September 14, 2025
人数が多すぎて入場制限がかけられるほど。
私が行った時は天気が悪かったこともあって、そこまで入場制限はかけられませんでした。
展示会の様子と絵画の感想
電車に揺られて10分ほどの場所に会場があったので行ってきました。
なんと予約をすると特典として非売品のカタログをもらえるということで予約をして入場しました。
貰えたのがこちら↓
実際はもっときれいなカタログなのでご安心を↓
札幌でmocha展が開催されたので行ってきました!
ひとつひとつの作品が幻想的で素敵。角度によって印象が変わるので、実際に見るのがおすすめです。
ファクトリーホール開催は26日18時まで。入場無料。#mocha #mocha展 #星しるべ #サッポロファクトリー pic.twitter.com/cNLXlNRcxo— MARI (@M_N43_) May 24, 2025
会場は小さめで、一つのホールで3個くらい展示会をやっている様子。
mocha展も15作品ほど展示されていてそれを各自見ていく、という形でした。
✧*。 🍓新潟神絵祭 3️⃣日目🍓✧.*#神絵祭#mocha 展も並行して開催中⛅️
本日もOPENしてます‼️📣
是非お越しください🔅▪️朱鷺メッセ2F中会議室
▪️10/10(金)〜10/13(月)
▪️11:00-18:30
※最終日は18時まで🔗 https://t.co/xvOdyOwIvq pic.twitter.com/C4CdgWs2Vs
— アールジュネス秋葉原 (@AJ_akihabara) October 12, 2025
昔の私でしたらこういった作品は写真でいいじゃん、と思っていましたが、やはり現物を見ると違います。
版画を使って描かれた作品はカタログやホームページとはまた違った印象を持たせてくれます。
皆さんに特に見てほしいのはカタログの表紙にもなっている「四季並べー夜光ー」という作品です。
季節の絵
「四季並べ」 pic.twitter.com/JvFRODEKUs— mocha (@mocha708) May 2, 2025
(これは夜光じゃないバージョンです)
これは写真やホームページで見るのとは全く違う印象を与えてくれて、私は思わず購入しそうになりました。
そうやって展示会を歩いていると、スタッフの方に話しかけられました。
営業をかけられやすいのはどんな人?
はじめに前提
まず皆様にお伝えしたい大前提がございます。
それはmocha展は展示販売会ということです。
展示してある絵を販売するためにこのような展示販売会を開催しているので、もちろんスタッフの方も営業をかけてくるのは当然の話と言えるでしょう。
展示販売会の最大の注意点はクーリングオフの対象外となることです。
クーリングオフとは訪問販売など一方的に勧誘された場合にしか適用されません。
展示販売会は自らの意思で会場へ向かって購入するので、クーリングオフの対象にならないことを念頭に置いてください。
実際に営業を受けている時、その場にいた方の客層や営業を受けている方の様子を見て営業をかけられやすいのが以下の方かな?と感じます。
mocha展では、スタッフが「購入してくれそう」と判断した来場者に積極的に営業をかける印象があります。
特に営業が集中しやすいのは以下のタイプです。
・予約をして来場した人
・押しに弱そうな雰囲気の人
・一人で来ている人
・デートで来てパートナーが作品を気に入っている場合
・年齢・性別・職業など属性的に「お金を持っていそう」と見える人
これらに当てはまると、スタッフの声かけが一段と強くなることがあります。
まずは、「どんな人がターゲットになりやすいのか」を理解しておくことが、
余計な営業を避ける第一歩です。
ファンの方は言わずもがななので除外するとして大体の特徴がこんな感じ
予約をした方
なんで?と思われるかもしれませんが、こういう展示会で予約をするということはある程度興味があると考えられるからです。
入口でストラップを受け取りますが、予約をした方としていない方でストラップの色が違うなどあるので、声をかけられたくない!という方は予約をしないほうが無難です。
押しに弱そうと思われる方
鉄板という言葉がふさわしいかは微妙ですが、押しに弱そうな方にグイグイ行って断りきれずに購入させるというのは古くからの手法です。
対策としてはとにかくその場を離れることをおすすめします。
逆に話を聞いて「いいな」と思えるなら購入してもいいでしょう。
もし仮に逃げられないように道を塞がれたら叫ぶなどしましょう。
一人で来ている方
一人できているとスタッフと1on1で話すこととなります。
そのまま相手のペースに乗せられていらないのに買ってしまう!ということも数多くあります。
↑のように押しに弱い方などは格好の餌食です。
これで一緒にいる友だちがいればスタッフとの数的有利から心理的な余裕も生まれますし、第三者からの意見を聞くことで冷静になることもできます。
なので、「押しに弱いと自覚している」「話を聞いてすぐ飛びついちゃう」という方は友人など誰かと一緒に行く方が安心です。
デートなどで来場した人
簡単な話です。
デートでmocha展に来て彼女が
「え~この絵素敵!いいなぁ~」
なんて言葉を発したら恐ろしい勢いでスタッフが飛んでくるでしょう。
Unsplash
そこで↑の営業を受けてしまって彼女の心が決まってしまったらもう逃げられません。
「彼女さんのために~」だったり
「男を見せないとね~」なんて言われたら断るに断れません。
彼女の笑顔が見たくて買うなら私は悪い買い物では無いと思いますが、後悔のない選択をしてください。
ある程度お金を持ってそうと思われた方
世の中には「お金を持ってそう」と考えられる人がいます。
それをある程度絞り込めるのが性別、年齢、職業です。
mocha展(恐らく他の展示会も)は入口でアンケートを入力しますが、そこで上記の項目を入力することになります。
あなたはお金を持っていそうなイメージのある方はどんな方を想像しますか?
例えばアンケートに「男性・50代・会社役員or自営業」と入力するとなんとなくお金を持っていそうなイメージではありませんか?
反対に「男性・10代・学生」だったり「女性・20代・アルバイト、パート」なんて入力したら流石にお金持ちとは思えませんよね?
ここが重要なポイントで私は「男性・30代・会社員・独身」です。
ある程度お金を稼ぎながらも独り身なので使えるお金は結婚をしている方に比べて非常に多いケースが大半です。
もちろん当日の身なりだったり行動の振る舞いも見て判断はしているのでしょうが、属性的には「そこそこ自由に使えるお金を持っている」と判断されてもおかしくありません。
なので私と同じ男性で20代後半から30代前半、さらに独身の方は100%声をかけられると覚悟したほうが良いでしょう。
結論
営業をかけられやすい人には、いくつか共通した特徴があります。
予約の有無や来場人数、見た目の雰囲気だけでなく、アンケートで入力する属性からも“ターゲットとして見られる理由”が生まれてしまうのが現実です。
もちろん、展示会自体が悪いわけではありません。
ただ 「意図せず高額な買い物をして後悔する人が多い」 のも事実。
-
押しに弱いと自覚がある
-
一人で行く予定
-
デートで雰囲気に流されそう
-
属性的に狙われやすい層に当てはまる
こういった人は、あらかじめ「営業は来るもの」と心構えをしておくだけで防御力がぐっと上がります。
もし本当に気に入った作品に出会えたなら、購入は“悪いこと”ではありません。
ただし 「自分が欲しいから買うのか」「空気に飲まれて買うのか」 を見失わないことだけが大事です。
次のセクションでは、実際に営業を受けたときの具体的な対処法や断り方についても整理していきます。
どんな売り込まれ方をされたの?
営業のかけられ方①
スタッフさんは、お決まりのように
「こんにちは〜、こういう作品ってお好きなんですか?」
と軽く話しかけてきました。
絵自体はすごくきれいで、正直ゆっくり見たい気持ちもありましたが、作品の背景を知るともっと面白くなるだろうと思い、説明を聞いてみることに。
まずは mochaというアーティストの経歴 から丁寧に話してくれます。
専門学校時代に『秒速5センチメートル』を観たことがきっかけでアニメ背景にハマり、就職後も創作を続けたこと。
退職後はフリーランスとして活動し、2020年には初の個展「mocha版画デビュー展」を開催。
さらに2022年には台湾でも個展を開催し、世界的に注目される存在になったという話でした。
続けて作品の特徴を説明し、なんとコニカミノルタのポスター制作も担当したというエピソードまで。
🌌コニカミノルタプラネタリウム様のポスターのビジュアルとして描かせていただきました!
有楽町駅のエスカレーターのところに以前掲示されていました。中央口改札のサインボードには現在でも掲載されているかも?
プラネタリアTOKYOのDome1出口通路でも見れていたそうです。
是非プラネタリウムへ! pic.twitter.com/RaTDUG77iw— mocha (@mocha708) March 17, 2022
「すごいですね〜」なんて感想を言いつつ、版画ならではの良さを一通り説明してくれたあと、
「一度作品を見て、気になるものがあれば教えてくださいね」
と言ってスタッフさんはいったん離れていきました。
営業のかけられ方②
業界は違いますが、私も営業職。
この時、心の中では
と思いつつ、
と切り替えて、作品を一周してからスタッフさんに話しかけました。
「どの作品がよかったですか?」と聞かれたので、先ほど紹介した 四季並べ −夜光− が印象的だったと伝えると、
「あ、これ今一番人気なんですよ!」
と即答。
その理由を尋ねると、
「mochaさんの作品は春夏秋冬で分けて作られることが多いけど、この1枚は四季全部を表現しているんです」
とのこと。
確かに右から左にかけて四季が流れるように描かれていて、版画ならではの奥行きがあり、
中央の女性・ひまわり・空へと続く景色が立体的に見えるのがとても印象的でした。
そして
「この奥行きは版画だからこそですよ〜」
と説明が続き、制作には3〜4ヶ月かかること、オリジナルで1枚ずつ仕上げていることなども教えてくれました。
数量限定、直筆サイン入り、制作枠にも上限がある──と、典型的な “特別感アピール” も交えながら話が続きます。
最後にテーブル席へ案内されました。
営業のかけられ方③
と思いながらも、そのまま流れに身を任せることに。
作品をイーゼルに移し、ライトあり・ライトなしの見え方の違いを見せてくれたり、
「どうぞご自身で楽しんでくださいね」
と離席したり、また戻ってきたり。
ライトの当て方で印象が変わるのはたしかに面白かったです。
ただ、ここから一気に営業モード全開に。
まとめると…
- 絵には実用性はないが心を癒す力がある
- 30代が特によく購入する
- その理由は「自由に使えるお金がある時期だから」
- 値段は高いけど、価値を見いだせば長く楽しめる
- 大変な時でも、絵があることで心が軽くなる
実際に購入者の家の写真も見せてくれましたが、
と心の中でツッコミ。うちの賃貸ではまず無理です。
そして、ついに金額提示── 65万円。
営業のかけられ方④
「たしかに高いですが、惚れ込んだ作品と過ごす時間は本当に特別ですよ!」
という熱意たっぷりの営業。
もし3年前の私なら即決していたかもしれません。
でも今は金銭的に余裕もなく、「今じゃないな…」という判断に。
断ると、今度は分割払いの提案。
試しに「月1万円くらいなら…」と伝えると、60回払い+ボーナス5万円+手数料約30万円で、月々14,000円ほどとのシミュレーション結果に。
と強めに拒否。
しかしそこからもしつこく食い下がられ、
- 価格は価値に変わる
- もっと分割額を下げられる
- 今買わないと後悔する
などなど。
最終的には
と伝えて見送りに。
とはいえ、作品そのものは本当に素晴らしく、展示販売会で営業されるのは当たり前のことでもあります。
知識の伝え方、世界観の共有、料金提示の流れなど、営業としてはむしろ学びの多い時間でした。
詐欺・怪しいというのは言い過ぎで、正確に言えば「営業が強い」「押しが強い」という評価が合っていると感じます。
いらないけど断れない!そんな時の対策は?
そういう方に向けて以下の断り文句を用意しました。(悪用厳禁ですよ)
ただあくまでmocha展は展示販売展です。営業をかけられる前提で行くと心構えも違います。
特に興味はないと立ち去る
正直これができれば苦労はしませんが一番効果的です。
こういった場面で営業をかけてくる場合、会社として「いらない」「興味ない」という方を心変わりさせる研修をしているはず。
なので「絶対買わない!」という意志を持ちすぎてしまうとそれがカウンターとなって一転「欲しい!」に変わってしまう場合もあります。
なので一番は「相手の土俵に乗らない」のが有効です。
と思われるかもしれませんが、自分が望まない営業をかけられているのもまた事実。
そんな思いをして仮に断りきれたとしても、その後なんだかもやもやした気持ちで作品を見ても十分に楽しむことはできません。
なので一旦仕切りなしの意味も兼ねてその日は立ち去るというのも私は有効だと考えています。
一人でいかない
これも極端ですが、押しに弱かったり営業が嫌な方は一人では絶対行ってはいけません。
誰かと一緒にいるだけでスタッフに対しても数的有利を取れるのは思っている以上に心の余裕が生まれます。
なので、押しに弱い、営業をかけられたくないという方は絶対に誰かと一緒に行きましょう。
自分が決済権が無いことを伝える
私が使った文句です。
彼女と結婚するからお金が必要、車や家を購入する、もしくはローンの支払があるから払えない、一旦相談させてくれといえば引いてくれるケースが多いです。
私も結婚するから彼女に相談無しで大金は使えないと言ったら最終的に引き下がってくれました。
今は即決できないと伝える
展示会に限らず、大金を伴う支払いがある場合はその場で即決せず、一度持ち帰ることをおすすめします。
特に絵のような機能性もなく、そしてその芸術的価値を自分の中で説明できないうちは「心が動いた」場面を除いて即決はNGです。
反対に「心が動いた」「価値を感じる」と思うのであれば一週間同じ気持ちが続くのであれば購入してもいいでしょう。
まとめ
mocha展のような展示販売会では、「営業されるのが前提」の場に自ら足を運んでいます。
だからこそ大事なのは、相手ではなく“自分のペース”を守ることです。
- 話しかけられても、違和感があればその場を離れる
- 押しに弱い人は一人で行かない
- 「自分には決済権がない」と正直に(あるいは方便で)伝える
- その場で即決せず、一度持ち帰ってから考える
どの断り方にも共通しているのは、「欲しくないものにお金と時間を使わない」というシンプルな軸です。
本当に心が動いた作品に出会えたなら、それは素敵な出会いなので、少し時間をおいてもなお「それでも欲しい」と思えるかどうかを自分の中で確かめてみてください。
しつこいけど違法じゃない
今回の展示販売会で感じたのは、スタッフさんの“押しの強さ”でした。
分割の提案や「今買わないと後悔しますよ」といったトークなど、かなり積極的に営業されます。
ただ、ここは誤解してほしくないポイントで──
「しつこい=違法」ではありません。
展示販売会という性質上、スタッフさんは作品を売るために営業するのが仕事です。
特に高額商品(今回だと50〜60万円クラス)を扱う場合は、丁寧に説明したり、熱量を持って勧めたりするのは普通の営業手法です。
もちろん押しの強さに合う・合わないは人それぞれですが、
法律的には何の問題もありません。
例えば…
- 作品の魅力を徹底的に説明する
- 購入後の生活をイメージさせる
- 数量限定・直筆サインなど“希少性”を伝える
- 分割払いの提案をする
などは、どれも一般的な営業トークの範囲。
実際、私も営業職ということもあり、 「なるほど、こういう伝え方をするのか」と勉強になる場面も多くありました。
一方で、断っても食い下がられるとどうしてもしんどさを感じてしまいます。
ですが、あくまで「営業が強い」「押しが強め」なだけであり、違法性はありません。
結論としては、 作品自体は本当に素晴らしく、営業も仕事としてしているだけ。
ただ、押しに弱いタイプの方は少し注意しておくと安心、というイメージです。
まとめ
以上がmocha展について、それを運営するアールビバンという会社についての内容でした!
今回の記事をまとめていきます。
まずは運営会社のアールビバンについて
・1984年設立、本社は東京都品川区にある上場企業(東証スタンダード)
・版画・原画の販売を中心に、アーティストの発掘・プロデュース、全国各地での展示会を展開
・ヨガ事業やファイナンス事業も手がける「総合アート企業」的なポジション
・「心の豊かさが、人生を豊かにする」という理念のもと、アートを身近なものにすることを掲げている
・ネット上では「詐欺」「しつこい」といった声もあるが、実態としては“営業が強めな展示販売スタイル”の会社、というのが実際に行ってみた感想です
続いてmocha展について
・アーティスト「mocha」による、ノスタルジックで幻想的な風景画を中心とした展示販売会
・星空や夜明け、無人駅や古い建物など、「どこかで見たことがあるようで少しだけ違う世界」がテーマ
・版画ならではの色使い・奥行き・光の表現が魅力で、カタログやSNSの画像以上に“現物の迫力”が強い
・全国巡回展として開催されており、来場者は累計5万人超とかなりの人気イベント
・作品そのものは本当に素晴らしく、「四季並べ −夜光−」のように、思わず立ち尽くしてしまうような一枚に出会える可能性も高い展示でした
mocha展をに行きたいけどちょっと不安という方に向けて以下の内容をまとめました。
【営業をかけられやすい人の共通点】
・予約をして来場している(=購入意欲が高いと見なされやすい)
・一人で来ている、押しに弱そうな雰囲気がある
・デートで来ていて、パートナーが作品を気に入っている
・アンケート内容(年齢・職業・独身など)から「お金を持っていそう」と判断される層
【トラブルを避けるための対策】
・「営業は来るもの」と割り切って、違和感があればその場を離れる
・押しに弱いと自覚がある人は、一人では行かず誰かと一緒に行く
・「自分には決済権がない(家族やパートナーに相談が必要)」と伝える
・その場で即決せず、一度持ち帰って冷静に考えるクセをつける
営業が悪いわけではなく、あくまで「自分のペース」と「自分のお金」を自分で守ることがいちばん大事。
本当に欲しいと思えた作品かどうか、一晩おいてからでも「それでも欲しい」と思えるかどうかを、自分の基準にしてみてください。
怪しい、しつこい、詐欺と言われているアールビバンとmocha展ですが、実際に行ってみた感想としては「作品は世界観が作り込まれておりとても素晴らしい」「営業は確かにしつこい部分ではあるけど違法性はない」ということです。
じっくり作品を見たいと考えて来場したのにしつこく営業をかけられてしまい、それが強い印象に残ってネガティブな口コミが広まってしまったと思います。
しかし前提としてあくまで展示販売会。スタッフも作品を売らないと仕事になりません。
どちらが悪いということはなくて、まずは来場する私達も多少の営業をかけられるという前提で足を運ぶのがいいでしょう。
私は総合的には行ってよかったと思っているので、広告を見て「いいな」と感じたのであれば一度足を運んでみるのがおすすめです。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
おまけ:ちょっと残念だったこと
会場を後にしようと受付を通ったときのことです。
私の担当をしてくれたスタッフさんがそこにいたのですが、ちょうど別のお客様が入場してきました。
そのお客様に向かって、「予約してるんですか?番号は?」とやや強めの口調で尋ねている声が耳に入ってきました。
思わず視線を向けると、そのスタッフさんはまるで家でスマホをいじっているかのように姿勢が崩れ、表情もどこか投げやり。
正直、あまり良い印象ではありませんでした。
おそらく私との商談がうまくいかなかったのが影響していたのでしょう。
とはいえ、別のお客様へ当たるような態度を見てしまうと、
「え…そこは切り替えてほしいな…」
という気持ちになってしまいました。
その瞬間、展示会の温度感がふっと冷めてしまい、「いつか買おうかな」という気持ちも消え、特典のカタログを捨ててしまったのも正直この場面が原因です。
とはいえ、営業職としてスタッフさんの気持ちも分かります。
断られたあとに冷静さを保つのは難しいもの。
でもだからこそ、「自分は同じことをしないようにしよう」と心に刻んだ場面でもありました。
よくある質問(FAQ)
mocha展の営業は本当にしつこいの?
営業はやや強めですが、展示販売会という形式上「作品説明 → 購入案内」がセットなので違法ではありません。
営業を受けやすい人の特徴は?
押しに弱い、ひとり来場、予約者、興味津々で見ている方、収入が高そうな属性の人などが対象にされやすいです。
断るのが苦手…どうすればいい?
相手の土俵に乗らない・距離を取る・決済権がないと伝える・一人で行かないなどが最も効果的です。
予約すると営業されやすいって本当?
本当です。事前予約=興味が強いと判断されるため、接客に優先されやすくなります。
営業がしつこいのは違法じゃない?
接客そのものは違法ではありません。ただし通路を塞ぐ・強要するなどは消費者契約法や刑法に抵触し得ます。
買わずに帰っても問題ない?
まったく問題ありません。展示会は入場無料で、購入義務はありません。
展示会の絵ってそんなに高いの?
多くは50~70万円前後。分割払いを勧められますが、長期の手数料は高額なので要注意です。
展示会の販売はクーリングオフできる?
通常は対象外です。自ら会場へ行くため「訪問販売」に該当しません。
展示会で作品を買うメリットは?
実物の光の当たり方・奥行き・質感を体感できる点は大きなメリットです。
営業を避けて作品だけ見たい場合は?
予約しない/一人で行かない/長時間とどまらない/混雑時間を避けるなどがおすすめです。


