この記事はこんな方におすすめ
- 複数のデバイスを充電できる充電器を探している方
- コスパのいい充電器を探している方
- パソコンもスマートフォンも同時に充電したい方(注意点あり)
- 旅行や出張の荷物を減らしたい方
私達は日常生活を送るうえで、USB Type-C充電対応のデバイスがどんどん増えています。

今あなたが手にしているスマートフォンはもちろん

ワイヤレスイヤホンやニンテンドースイッチのコントローラー、果てはパソコンまでもUSB Type-Cで充電できるようになりました!
同時に充電方法がUSB Type-Cに統一されて便利になった反面「同時に充電できない」問題が発生しています。
そのため、充電器をその分持ち歩いたり、コンセントの奪い合いが起きます。
その問題を解決するために現在では複数ポートの充電器が発売されています。
そんなときに見つけたのが、モバイルバッテリーで有名なAnker(アンカー)
価格も手頃で性能も申し分ない。でも「海外メーカーだからちょっと不安…」という方もいるかもしれません。
今回はそんなあなたへ向けて、Ankerという会社の紹介と、私が実際に2年以上使っているAnker 735 Charger (GaNPrime 65W) をレビューします!
気になる方はこちらからチェックしてみてください👇
使い心地、値段、発熱、サイズ、そしてUGREENの充電器との比較も紹介しますので、あなたの充電器選びの参考になれば幸いです。
目次
Anker(アンカー)って どんな会社?どこの国のメーカーなの?(読み飛ばし可)
Ankerと聞いて思い浮かぶのはモバイルバッテリーではないでしょうか?
以前私も紹介しましたが、

とは言え、周りの人がいいと言っても、使ったことがなければなかなか手が出ませんよね。
まずはAnkerという会社についてご説明してまいります!
結論として、商品のコストパフォーマンスは高いですし、会社としても信用がおけると考えています!
なぜそう思ったのか、見ていきましょう。
まずは会社概要
設立 :2011年 中国 深セン
創業者 :スティーブン・ヤン(元グーグルのエンジニア)
主要製品:モバイルバッテリー、ワイヤレスイヤホン、ロボット掃除機他
日本法人 :アンカー・ジャパン株式会社
代表取締役 :猿渡 歩
住所 :東京都千代田区神田淡路町2-101
主要製品 :同上
売上 :494億円(2023年12月まで)
設立 :2013年1月
Ankerは中国の深セン市で創業された電子メーカーで、創業者はまさかのグーグルのエンジニアというのだから驚きです。

Ankerのメイン商品はなんといってもモバイルバッテリーで、その売上は日本のみならず、世界中に広まり、2022年にはEuromonitor Internationalが実施した調査結果において世界ナンバー1のモバイル充電ブランドに認定されました。
Anker が「世界No.1モバイル充電ブランド」に正式認定!
今回紹介するモバイルバッテリーの他にも、「Soundcore(ワイヤレスイヤホンやスピーカー) 」、「Eufy(ロボット掃除機)」、「Nebula(ネビュラ)」など姉妹ブランドを数多く展開し、スマホ周辺機器から家電まで、幅広くカバーしています。
私もAnker製品を愛用しており、まだまだAnkerが有名になる前の2012年にモバイルバッテリーを購入してから、5年間愛用したり(非推奨ですが・・・笑)
ワイヤレスイヤホンやロボット掃除機など、数多くのAnker製品を長年使用してきました。
中国のメーカーと聞くと、購入したのに動かない、すぐ壊れる!という意見があると思います。

しかし、私の使ってきた商品は、私がうっかり壊してしまった(イヤホンをポケットに入れたまま洗濯に回してしまいました・・・)以外では寿命まで使い切ることができました!
万が一通常使用で動作不良があっても、購入から18ヶ月(Anker Japan公式オンラインストアに登録すれば24ヶ月)の長期保証があるので、せっかく買ったのに壊れて使えない!という現象は極めて稀なケースと言えるでしょう!
中国の家電メーカーというだけで今まで敬遠してきた方は非常にもったいないので、この機会にぜひAnker製品をお試しください!
- Ankerは中国・深セン発の電子機器メーカー
- 創業者は元Googleのエンジニア
- 日本法人あり、2023年売上は494億円
- 代表的ブランドは「Soundcore」「Eufy」「Nebula」など
Anker製品は安全?発火事故の真相は?(読み飛ばし可)
ここは「発火って聞いたけど本当なの?」という不安への見解です。
事実とメーカーの対応をもとに、あくまで冷静に安心材料と注意点を整理していきます。
正直、私もこれを見たときに驚きました。
弊社モバイルバッテリーの2製品につきまして、海外で発火等の事象が発生していることが判明いたしました。日本国内では現時点で発生しておりませんが、今後の被害拡大防止を第一に考え、製品の回収ならびに交換を実施いたします。…
— Anker Japan (@Anker_JP) September 17, 2024
リチウムイオン電池は使用状況によって発火するリスクが有り、リチウムイオン電池から発火して大火事になったという報告が数多くあります。

結論を言えば、Ankerに限らず、リチウムイオン電池は経年劣化をするものなので、2年、遅くても3~4年を目処にモバイルバッテリーは買い替えることでしか対策がしようがありません。
私のように5年以上使えた例もありますが、あまり推奨されることではないですし、交換直前に至っては満タンに充電してもすぐに半分以下に減ってしまう有り様でした。

逆に言えばAnkerが世界で流通して、これだけ広まっているのに現状目立った発火報告がこの2件だけというのがAnker製品の品質の高さを物語っているのではないでしょうか?
何を基準に購入するかはあなた次第ですが、私は落としたり、高音になる場所(車とか)に放置すると言った使い方を長期間しなければ、そこまで問題ないと考えています。

でも、プライバシーは大丈夫?(読み飛ばし可)
その気持は非常にわかります。私もそうでした。
これについては、Ankerと検索すると
- Anker 個人情報 危険
- Anker 中国
- Anker 大丈夫?
といった検索ワードが出てきます。
これについて、Ankerのホームページに記載されている個人情報保護方針を記載していきますので、ご確認ください。
Ankerは情報を共有している(読み飛ばし可)
公式ホームページを確認すると
アンカー・ジャパン株式会社(以下、当社という)は、当社が取り扱う全ての個人情報の保護について、社会的使命を十分に認識し、本人の権利の保護、個人情報に関する法規制等を遵守します。 (中略)
と記載があります。
このあたりは大企業にあるような個人情報保護について明記していると言っていいでしょう。
ではなぜ中国に情報が渡ってしまうと言われているのか、その要因を見ていきます。
個人情報の取扱いについて(個人情報に関する公表文)という項目について下記のように記載されています。
(1)ご本人から直接書面によって取得する個人情報(中略)の利用目的を、取得に先立ち、ご本人に対し書面により明示します。
(2)前項以外の方法によって取得する個人情報の利用目的
分類 利用目的
個人のお客様情報 ・ご注文履歴管理のため
・お問合せ対応のため
・商取引の処理のため
・メールマガジンの送信のため
・ 広告・マーケティングのため
(以下略)
確かに、これだけ見れば、Anker側にとっても顧客管理という意味では必要であると考えられますね。
しかし、さらに読み進めていくと気になる部分があります。
当社による外国にある第三者に対する個人情報提供先に関する情報は、次のとおりです。
(1) 提供先の外国の名称
中華人民共和国
(以下略)
ここで明確に「中国(中華人民共和国)」が記載されています。
これが、Ankerを購入すると、個人情報が中国へ流出してしまうと考えられている要因でしょう。
そう考える方がいらっしゃると思います。
これについて、私なりの見解を述べていきます。
その前に中略した部分を確認したい方は、以下をご参照ください。
アンカー・ジャパン株式会社(以下、当社という)は、当社が取り扱う全ての個人情報の保護について、社会的使命を十分に認識し、本人の権利の保護、個人情報に関する法規制等を遵守します。 また、以下に示す方針を具現化するための個人情報保護マネジメントシステムを構築し、最新のIT技術の動向、社会的要請の変化、経営環境の変動等を常に認識しながら、その継続的改善に、全社を挙げて取り組むことをここに宣言します。a)個人情報は、小売、卸売業務における当社の正当な事業遂行上並びに従業員の雇用、人事管理上必要な範囲に限定して、取得・利用及び提供をし、特定された利用目的の達成に必要な範囲を超えた個人情報の取扱い(目的外利用)を行いません。 また、目的外利用を行わないための措置を講じます。
b)個人情報保護に関する法令、国が定める指針及びその他の規範を遵守致します。
c)個人情報の漏えい、滅失、き損などのリスクに対しては、合理的な安全対策を講じて防止すべく事業の実情に合致した経営資源を注入し個人情報セキュリティ体制を継続的に向上させます。また、個人情報保護上、問題があると判断された場合には速やかに是正措置を講じます。
d)個人情報取扱いに関する苦情及び相談に対しては、迅速かつ誠実に、適切な対応をさせていただきます。
e)個人情報保護マネジメントシステムは、当社を取り巻く環境の変化を踏まえ、適時・適切に見直してその改善を継続的に推進します。
(1)ご本人から直接書面によって取得する個人情報(ホームページや電子メール等によるものを含む)の利用目的を、取得に先立ち、ご本人に対し書面により明示します。
(2)前項以外の方法によって取得する個人情報の利用目的
分類 利用目的
個人のお客様情報
ご注文履歴管理のため
お問合せ対応のため
商取引の処理のため
メールマガジンの送信のため
広告・マーケティングのため
お取引先担当者様情報 発注内容確認のため(通信記録等)
業務の受託に伴い、お客様からお預かりする個人情報 委託された当該業務を適切に遂行するため。
当社は、個人のお客様情報に関して、上記の目的に限定して外国にある第三者に提供することがあります。この場合の提供先は外国にある業務委託先に限ります。
また、当社は、日本国内の提携事業者(保険会社・会員制サービス提供会社等)に対して、当社サービスに付帯する保険契約や会員サービスの登録手続等を円滑に進めるために必要な範囲で、個人情報を提供することがあります。これらの事業者への個人情報の提供は、当該サービスの利用申込みやご契約などの手続に必要な場合に限ります。具体的な提供先および提供する情報の項目等につきましては、各サービスの利用規約または申込み時に明示いたします。
当社による外国にある第三者に対する個人情報提供先に関する情報は、次のとおりです。
(1) 提供先の外国の名称
- 中華人民共和国
- アメリカ合衆国
- シンガポール共和国
- インド共和国
結局Ankerは安全なの?私の結論(読み飛ばし可)
上記を踏まえて、私なりの見解を述べていきます。
私の結論としては、「確かに怪しい部分もあるけど、他の中国のメーカーに比べたら安全」です。
確かに中国のメーカーと聞くだけで、毛嫌い、疑いの目を持ってしまうのは仕方ないことだと思います。
結局中国の大手メーカーは多かれ少なかれ疑われるのは避けられないでしょう。
私自身、100%信用しているわけではありませんが、Ankerに限らず中国の大手メーカーの製品を使用しています。
- 超大手である
- 個人情報の保護について明記している
- 情報を共有することも明記している
Ankerは中国メーカーということで不安視されがちですが、世界的な実績や保証制度、明示されたプライバシーポリシーを踏まえると、他の中国製品と比べても信頼性は非常に高いと私は感じています。
「価格と品質のバランスが取れた製品を探している方」には、ぜひ一度試してみてほしいメーカーです。
- Ankerは中国発のメーカーだが、日本法人もあり信頼性が高い
- モバイルバッテリーの発火報告は非常に少なく、保証対応も明確
- 個人情報は中国を含む海外に提供される場合があるが、利用目的は明記されている
→ 不安な点もあるが、全体として「明示・対応されている」点は安心材料といえる
Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)のレビュー
というわけで商品がこちら

ちなみに私はケーブルとセットで5500円(当時)だったのでコストコで購入しました。

コストコ会員の方はお得に購入できるかもしれません。
充電できるポートはUSB Type-Cが2つ、Type-Aが一つです。

横幅(約8.5cm)

高さ(約3.5cm)

厚み(約2.9cm)

重さも約132gとスマートフォン以下の重さです。
(※iPhone12 miniと同じくらいです)
実際に使うと想像以上にコンパクトで延長コードにさしてもそこまで気にならず

私の場合、普段はiPhone、仕事用の携帯電話、iPadを充電しています。
高速充電に対応しているので、大方30分でiPhoneを50%充電してくれます。
(実測↓ iPhone15)
スタート

約30分後には60%ほど充電されました

(写った指がホラーですね・・・笑)
急いで使いたいときにも助かっています。
そういう不安があるかと思いますが、そこを解決してくれるのがAnker独自のシステム「GaNPrime」です。

引用:Anker商品ページ
このシステムのお陰で小型化に成功しながら高出力を実現し、さらに複数ポートへ適切な電圧を配分することによって、過充電、それの伴う熱暴走を防いでくれます。
また、併せてActiveShield2.0を採用したことによって常に温度計測を行い、デバイスの保護をしてくれます。

引用:Anker商品ページ
実際に使ってみても、複数ポートで充電をしても心配になるほど充電器は熱くなりません。
もちろんパソコンも充電可能。

旅行や出張などで複数のデバイスを充電したい方には非常におすすめです。
パソコン用のケーブルと比べても一目瞭然。

バッグに入れた感じを比べました。
パソコン用の充電器↓

Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)はこんな感じ

これだけ見ても全然違いますよね!
価格・性能・サイズ感のバランスが非常に良く、「これ一台で十分」と思える充電器でした!
SNSの声
アンカーのUSB充電器を比較してみたんだけど、各クラスで良かったものがこれ👇
【20W】Anker Charger (25W) ← PPS
【30W】Anker 323 Charger (33W) ← ポート数とサイズ
【65W】Anker 735 Charger (GaNPrime 65W) ← 出力配分
【100W】Anker Prime Charger (100W, 3 Ports, GaN) ← 軽量小型 pic.twitter.com/s5Sg8VNrMw— マクリン(新井涼太) (@Maku_ring) January 30, 2025
Anker 735 Charger 65W
外出先用充電器として重宝中💪 pic.twitter.com/JiVfg6FXor— nonnbiri/ふじ丸🐈 (@nonnbiri_maru) January 26, 2025
③【Anker 735 Charger(GaNPrime 65W)】
👉USB-C×2+USB-Aの3ポート
👉MacBookも充電できる65W出力
👉これ1台で旅行も出張もOK→スマホもPCも同時充電できるのに
6,000円台はマジで神。— CCガジェット│Amazonのお得情報を発信 (@cc_gadget) April 1, 2025
コスパや軽さ、1台で複数デバイスを充電できる点が好評でしたね!
UGREENとの比較
Ankerとよく比較されるのがUGREEN Nexodeシリーズ。
両方とも65W出力・3ポート搭載・急速充電対応と、スペック上の大きな差はありません。
大きさもほぼ同じ

それでいて3ポート充電もできるのも変わらないし、出力も65Wなので正直めちゃくちゃこだわらなければどちら選んでも変わりはないんじゃないか?というのが私の感想です。
とはいえ、価格やサポート体制、実績面で見れば差があるのも事実。
比較表にまとめてみました↓
Anker 735 Charger | UGREEN Nexode | |
値段 | 7,990円(定価) | 4,980円(定価) |
売上(日本法人) | 494億円(2023年12月) | 30億以上(2023年3月) |
日本語サポート | ◎ | ◯ |
日本市場への参入期間 | 2013年 | 2023年 |
知名度 | ◯ | △ |
価格だけを見たらUGREEN魅力的ですが、長期使用の安心感やブランドの信頼性を求めるならAnkerのほうが良さそうです。
ちなみに実物を見ないと安心できない!という方は実店舗運営をしているAnkerがおすすめです。
まとめ
以上がAnkerという会社の概要紹介と、私が使っているAnker 735 Charger (GaNPrime 65W)の紹介でした。
では、ざっとまとめていきます!
まずはAnkerについてまとめると
・Ankerは中国深セン市で創業した企業で、創業者は元グーグルのエンジニア
・モバイルバッテリーの品質は世界一と認定される
・日本だけでも年間494億円を売り上げている業界トップランナー
・個人情報を中国などに渡してはいるが、個人情報保護を明記している。
・上記を明記している超大手メーカーの時点である程度の信用はある
続いて今回紹介したAnker 735 Charger (GaNPrime 65W)の特徴は以下の通り!
-
最大65W出力でパソコンも充電OK
-
USB-C×2 + USB-A×1の3ポート搭載
-
GaNPrime + ActiveShield2.0 で高出力でも安全性◎
-
**軽量・コンパクト(約132g)**で旅行や出張にも最適
-
セールならコスパ最強!比較対象はPowerPort ⅢやUGREEN
以上のことを踏まえておすすめな方は
・スマホの充電を素早く済ませたい方
・小型で軽い充電器を探している方
・スマホ・PC・周辺機器をまとめて充電したい方
・コスパ重視で信頼できる製品が欲しい方
・旅行や出張で荷物を減らしたい方
反対におすすめではない人は
・高出力(65W以上)を常に必要とするPCユーザー
・ノートPCを使用中にフル充電したい方
→その場合はなどの次世代モデルの「PowerPort Ⅲ」が安心です
価格・性能・安全性のバランスが取れた良モデルなので、「迷ったらコレ」でOK。
あなたの充電器選びの参考になればうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
今回紹介したのがAnker 735 Charger (GaNPrime 65W)です。
商品はこちら👇